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見城亭について

ここでしかできないおもてなしがあります。

世界的建築家・隈研吾氏による洗練された空間設計。季節の食材の繊細な味わいや香りを丁寧に引き出した料理。金沢の工芸文化と食文化が融合した店内の演出や器。真心でお客様をお迎えするホスピタリティ。兼六園茶屋見城亭は、城下町金沢の中心・兼六園にあって、このまちの上質な食文化に出会える場所です。

金沢城を眺めて、100余年。

1913(大正2)年、兼六園の桂坂口近く、百閒堀を挟んで金沢城・石川門に臨む場所に、見城亭は誕生しました。界隈はかつて、徳川家から前田家に嫁いできた珠姫に随伴してきた職人が住んでいたことから、「江戸町通り」とも呼ばれ、現在は多くの観光客で賑わっています。市民と観光客が行き交い、今と昔が交差するこの特別な場所で、見城亭は100年を超える歴史を刻んでいます。

庭園美に、建築美を添えて。

2019(令和元)年11月、見城亭は世界的な建築家・隈研吾氏の手で生まれ変わりました。既存の2階建ての木組みを活かしつつ、「指物造り」と呼ばれる伝統工法を採用し、大きな吹き抜け空間をしつらえました。天井・壁・床は黒で統一し、開放的ながらも奥行きと落ち着きが感じられる空間が皆さまをお迎えします。兼六園の庭園美を楽しんだ後は、隈氏設計の建築美の中で、ゆっくりとお寛ぎください。

金沢の「もてなし」と「しつらい」。

多様な自然に恵まれ、四季を通じて新鮮な食材を確保できる金沢では、古くから豊かな食文化が育まれてきました。金沢の食文化は、加賀藩祖・前田利家が千利休の薫陶を受けて以来、茶の湯とのかかわりが深く、「もてなし」と「しつらい」の美意識がすみずみに息づいています。兼六園の凛とした空気を感じ、金沢城・石川門の美景を眺めながら、金沢ならではの上質な味わいをお愉しみください。